昨年(2023年)9月、ある地方の集まりで「写真で世界を巡る」のタイトルで講演の機会をいただいた。それを地方紙が記事にして下さったのだが、小生の肩書きが「旅行家」になっていた。旅行をメシの種にしたことが無く、訪れた国の数も50に届かないので、そう呼ばれていささか面食らったが、「元会社員」の他に肩書きの無い小生、ありがたく頂戴し、ついでに図に乗って「旅写真の自画自賛」を思い立った次第(他の記事に既出の写真の使いまわしだが)。

旅で名所旧跡を訪れても、見学をよそに写真撮りに夢中になる。これまで旅先で押したシャッターは10万回を超えたが、数百回に1度、押した瞬間に「手応え」を感じることがあった。誇張して言えば、野球選手がバットを振った瞬間にホームランを確信する感覚に似ているかもしれない(勝手な想像だが)。甚だ忘れっぽい小生だが、手応えのあった写真はその時の状況やカメラの設定まで憶えているのも、不思議と言えば不思議だ。そんな「自画自賛」をお気に召さない読者もおられるだろうが、老人のすさびをご寛恕下されたい。  (2024/3/27 記)

タイトル アップ 内容
1.アイスランド+北欧 2024/3/27 独特の地形、独特の風物、独特の人々に出会う
2.英国 2024/4/27 スコットランド・イングランド急ぎ足の旅から
3.モンゴル 2024/5/27 ゴビの大草原と遊牧で暮らす人々
4. カムチャツカ 2024/6/27 手つかずの大自然と出会う旅
5. ネパール 最初の旅 2024/7/27 初めての「途上国体験」で見た物、撮ったもの
6.キルギス 2024/8/27 中央アジアの親日国で出会った人、その風土
7.ダコタ(米国) 2024/9/27 鳥も通わぬ米国の最辺地、ダコタの風景